ITエンジニアの転職での失敗例とは
ソフトウェアを開発したりネットワーク設計、構築、監視などインターネットにおける全ての管理をするITエンジニアの需要は年々増加している傾向が見られます。
確かな腕を持つITエンジニアですが、転職においてよくある失敗についてご紹介していきます。
実はITエンジニアだけではないかも!?
ITエンジニアは主にパソコンを使いながら仕事を進めていくイメージが強いのですが、上司、同僚、クライアント先等、様々な方と接する機会が非常に多いのが現状です。
仕事をしていく上で「社風が合わない」「イメージと違った」「ストレスを感じる」とITエンジニアに限らず、どの職業の方も一度は感じた経験があるのではないのでしょうか。
転職で失敗しないためには「転職活動のコツをしっかり掴むこと」が最大のキーポイントになってきます。
「どうしてこの会社で働きたいのか」を明確にし、面接官にアピールしましょう。志望動機が不透明であれば、書類選考を通過しても面接で不合格になるケースがあるので細心の注意を払わなくてはいけません。
希望する会社の社風に無理に合わせなくても自分の大切にしたい軸がしっかりあることを伝えてみてはいかがでしょうか。
また、エンジニアの経験がない方は、今後どう変わっていきたいのか、どんな成功を収めたいのかをアピールして熱意を伝えることをおすすめします。
自分で志望する企業の情報収集を
ITエンジニアの転職で失敗しないために大切なポイントの二つ目が「自分で志望する企業の情報収集をする」ことです。
ハローワークや転職サイトに求人が載っている場合は少なからず「どんな企業でどんな社風なのか」を調べると思います。
ですが、転職エージェントで紹介されるがまま、深く考えずに志望することは避けた方が良さそうです。
転職エージェントとは有料職業紹介事業所のことで面接の日にちや時間、聞きにくい給与や待遇面などのことをキャリアアドバイザーと企業がとりまとめて行ってくれます。
キャリアアドバイザーを簡単に言うなら志願者と企業の橋渡し的存在です。志願者が自ら応募するケースとキャリアアドバイザーが紹介するケースがあります。
キャリアアドバイザーから「こんな仕事がありますがいかがですか?」と提案された時、二つ返事でその話を進めず、まずはどんな企業でどんな目的を持った企業なのか、業績は伸びているのか悪化しているのか等、最低限必要な情報を調べることが無難かと思います。
転職エージェントのサービスを利用する時の注意点
転職の際、頼もしい存在になってくれる転職エージェントの選び方にも気を付けなくてはなりません。
手に職が付く、いわゆる専門技術職のITエンジニアの場合、たくさんの求人が転職エージェントに登録されていることと思います。
キャリアアドバイザーが全員、ITエンジニアの職業に詳しいかと言えば、そうでもないのが実情です。せっかく志望動機や面接で聞かれそうなことをまとめてもITエンジニアに関しての知識やキャリアコンサルタントとしての業務知識が浅いと台無しになってしまうケースも見受けられます。
その初歩的なミスを回避するためにもIT専門型の転職エージェントに依頼することがおすすめです。
転職エージェントには様々な職業を取り扱う所と特定の職種だけを取り扱っている専門エージェントが存在します。
IT業界の求人を多く取り扱っている専門エージェントであれば業務知識が豊富で面接対策のアドバイス有効的なアピール方法を教えてもらえる機会もありますので、中身の詰まった転職活動になるのではないでしょうか。
企業が欲しいエンジニアとは
実績や経験があるITエンジニアは転職に強いとされていますがITエンジニアに向いている人材はどんな人なのでしょうか。
まずは人とのコミュニケーションがしっかり取れる人です。
先程も言いましたが、エンジニアはパソコンで作業する以外は多くの人と接しながら仕事を進めていきます。
自分が作るソフトウェアに対する自信をアピールしながらクライアントの意見も聞き入れる必要があります。
自分の意見だけを押し通すのではなく、相手の話をきちんと聞きながら打ち合わせからプログラミング完成まで責任を持つ人が向いている職種です。
次に様々な知識レベルの相手でも分かりやすい説明能力を持つ人材です。
専門的な知識を持つITエンジニアが使う専門用語は一般人には難しく、分からないことがあります。同じエンジニア同士であれば問題はないのですが、クライアント先で説明しながら打ち合わせをする場合、なるべく専門用語は使わず分かりやすい説明をしてあげることが親切かと思います。
開発に向けて熱意を伝え、相手の意見もしっかり聞き、丁寧にそして誠実な対応が求められる仕事なのです。
エンジニアが転職で失敗しないためのまとめ
企業の情報収集をしっかりすることや志望動機を明確にし、なぜこの企業で働きたいのかをしっかりアピールすることが転職で失敗しない秘訣なのだということが分かりました。
ITエンジニアとしての経験の有無だけではなく、熱意を持って柔軟な対応力が求められる仕事です。
ソフトウェアを開発、構築、運営の監視などインターネット上においての管理をするITエンジニアは常に最先端で新しい仕事が生まれる、将来性が高く需要がある職業の一つとされています。
ITエンジニアになりたいと考えている方は転職活動で失敗しないためにも転職のコツを熟知しておくようにしましょう。