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転職で未来を明るく!ITエンジニアの自己PR術

社会的ニーズの増加とともに職種も多岐に枝分かれし、裾野もますます広がり続けるITエンジニア業界ですが、自分の就いている仕事・職種が必ずしも自分に合ったものであるとは限りません。
ITエンジニアとして転職を考えるのであれば、きちんと自分の魅力が面接官に伝わる自己PR術を身に付けておくことが肝心です。

自分はITエンジニアとして何者なのか?

まずは、ITエンジニアとしての自分の出自を明確にしましょう。

当たり前のことですが、あなたの情報に目を通し面接をしてみるまで、面接官はあなたのことを全く知りません。
転職前の職場でコネクションがあった場合などは別ですが、面接官は大抵、あなたが発信する情報だけを頼りに採否を決めていくことになります。そのため、自分が今までどのような職業人として働いてきたかを具体的に打ち出すということは、自己PRの大前提と言えるでしょう。

ひとくちに「ITエンジニア」と言っても、その職業の種類は膨大で、同じ職種の中でも実際に任される役割は大きく異なるといった場合も少なくありません。
職歴の詳細な記載は、自分はすっかり分かりきっていることでもあるので、怠りがちになってしまうものです。

しかし、面接の前段階でこの職歴の記載を十分に行っておけば、面接の限られた時間を他のもっと踏み込んだ質問に使ってもらえるようになり、自分をPRできるチャンスが増やせることにもなります。具体的に示された職歴は、それ自体がそのままPRになる場合もあるため、丁寧に書き込んでおいて損はないでしょう。

「できること」に特化した断言型のPRを

転職では自分をいかに売り込むかがカギとなってきます。
「できそうなこと」をアピールする前に、先の詳細な職歴と紐づけ、ITエンジニアとして自分ができること・得意なことを中心とした自己PRの構成を練りましょう。

具体的には、「前職では5年間、プログラマとして主にアプリケーションの設計を行ってきました。設計を担当したソフトには○○や○○などがやります」というように、誰が見ても同じように伝わる、事実をベースにしたPRが効果的です。
この例文の後半のように、自分のこれまでの成果物や保有する資格を提示することで、「できること」の説得力も高められます。
当然、これらの「できること」は、転職先の性質や求める転職者像に応じて、提示の優先順位を決めたり取捨選択をしたりとカスタマイズしていくべきでしょう。

他にも、自分がプライベートで作成したオリジナルのコードをソフトウェア上で公開しておき、それを採用者に見てもらうといったPR法もあり、むしろそうした設計物の提示を応募の条件とする企業もあります。

見落としがちな「コミュニケーション力」のアピール

ITエンジニアの仕事は、各ジャンルの専門家が協力しあいながら、クライアントの求めるITネットワークを構築していくものです。
そのため、寡黙でいかにも理系の仕事に見られがちなタスクに絡んで、意外とコミュニケーション能力が問われてくることを実感されている方も多いのではないでしょうか?

実際、SEやセールスエンジニアなどの職種に至っては、知識に乏しい一般のクライアントに対して、難解な専門用語を平易な言葉に置き換えながら応対していく場面も多く、求められるコミュニケーションスキルは、文系的な職種のそれを凌駕すると言っても過言ではありません。

円滑な仕事を行える社会人として、コミュニケーション能力の高さを自己PRするには、「自分が今までどんな風にクライアントや他の専門家と接し、その結果どんな好ましい結果を生んできたか」という具体的なエピソードを示すのが手っ取り早いでしょう。
コミュニケーション力を保証してくれるような実績や資格というのはなかなかないものです。象徴的なエピソードを使って自分の対人性をアピールすることで、採用者の信頼を勝ち取りましょう。

なぜ転職するのかを明確に

自己PRにおいて忘れてはならないことであり、面接官から質問されることも多いのが「転職の動機」です。
万が一、転職を決めた理由がネガティブなものであったとしても、自分の気持ちを見つめ直し、ポジティブな側面を打ち出しましょう。

例えば、プログラマとして仕事をスタートしたものの自分には向かないと感じて、SEへ職種替えしようというような場合にも、「プログラマとして働くうちにSEの方と関わる機会が増え、SEの仕事に興味を持つようになった」といった言い換えが可能です。

多種多様な職種と働き方があるITエンジニア業界ですから、自分の望みにかなった転職をしたいですよね。
そのためにも、自分の転職動機をしっかり把握し、これだけは譲れないといったポイントを自分で知っておくことは大切です。
自分がそういうポイントによって転職募集先を選んだのだということは、必要であれば先方に打ち明けてもかまいません。もし、採用側が実際にはそのポイントを満たせないだろうというような場合には、面接官も採用を見送るかもしれませんが、それはあなたにとっても採用側にとってもむしろ有益なことなのです。

スキルをフル活用して望ましい転職を

ITエンジニアの本業とは無関係にも思える自己PRですが、実はやるべきことの本質は似ています。
どの特徴を立て、その特徴が活きるように周囲を組み立てていくかという構成力は、あらゆるITエンジニアの仕事に求められるものですし、分からない相手に分かりやすく情報を伝えるという立場も共通のものです。

普段の応用をすればいいのだと思うと、自己PRもそれほど難しくはありません。自分の培ってきたスキルをフルに発揮し、魅力的なPRをプログラミングしてみてください。