フリーランスが実践する節約ハック
フリーランスは仕事と生活が一体化しているため、サラリーマンよりもさまざまな節約方法があります。具体的にフリーランスにはどのような節約方法があるのかご紹介します。
生活費の節約
フリーランスが実践できる生活費の節約についてご紹介します。
自宅をオフィスに!家賃の節約
フリーランスのメリットは自宅で仕事ができる点にあります。自宅で仕事をすることによってオフィスを別に借りるよりも家賃を節約できますし、通勤の交通費もかかりません。
また、自宅とは別にオフィスを構える場合も、賃貸用の物件はオフィス用の物件よりも居住用の物件の方が家賃が安いので、事業規模が小さな最初のうちは個人名で居住用のアパートを借りておいて、仕事用の部屋として使用することで、オフィスの賃料を節約できるというメリットもあります。
自由な仕事形態で光熱費を節約
自宅をオフィスとして使う場合には、居住用の光熱費でオフィスの光熱費を賄うことができるため、自宅とは別にオフィスを構える場合に比べて光熱費も節約することができます。
また、フリーランスは深夜に仕事をするという人も少なくありませんが、そのような場合は電気代が深夜の方が安いので昼間に仕事をするよりも電気代金を節約するといった方法もあります。
法人による通信費の節約
携帯電話や固定電話などの契約を法人契約にすることによって、電話会社によっては単価を割安にすることも可能です。
また、新規に電話やインターネット回線をつなぐ場合には、代理店の特約によってパソコンやタブレットなどの端末を安く入することも可能です。インターネット回線の開通と同時に、パソコンなどの購入を新規で検討している方は、NTTなどの代理店業者に欲しいパソコンの割引などがないか確認してから開通を依頼するようにしましょう。他にもプロバイダーのキャッシュバックなどもあります。
営業活動や経費の節約
生活関連の節約の他にも、普段の営業活動もフリーランスならではの方法でさまざまな節約を行うことができます。
ガソリンスタンドと法人契約?
自動車で営業を行う人にはガソリン代は決して馬鹿にはならないものです。単価の安いセルフの給油などを活用したり、エコカーを選んだりという方法でガソリン代を節約している人も少なくありませんが、おすすめの節約方法としては特定のガソリンスタンドと法人契約を結ぶというものです。
ガソリンスタンドは1ヶ月の間に多くのガソリンを使用する法人顧客を自社へ囲い込みたいと考えているため、法人だけの特別会員を用意している会社があります。多くの場合、法人会員はフリーランスである個人事業主でも加入することが可能で、店頭表示価格よりも1ℓあたり1円~5円程度安い値段でガソリンを入れられる場合があります。
支払方法としてはクレジットか月末一括請求の掛け払いとなっているのが一般的です。いずれの方法にせよ、ガソリン代がかなり割安になるのは大きなメリットです。また、クレジットカードや月末一括請求によって、経費としてガソリンがいくらかかったかを把握できるのも大きなメリットであると言えるでしょう。
名刺やチラシを自作してみる
フリーランスには名刺やチラシの作成が必須です。営業先に自分の印象を強くアピールするために数ヵ月ごとのスパンで名刺を変更しているフリーランスの人も珍しくないようです。
そのようにフリーランスにとって顔とも言える名刺ですが、デザイン会社などに発注すると1つのデザインに数万円ということもあるので、自分でデザインすることも試してみましょう。
インターネット上からテンプレートなどを簡単にダウンロードすることもできますし、PowerPointやPhotoshopなどで自分のオリジナル名刺をデザインすることも簡単です。昨今は、自分でデザインした名刺のデータをインターネットで送るだけで、数日で納品してくれるオンデマンド印刷サービスも整っていますので、早く安く作成することが可能です。
絶対に覚えておきたい節税
フリーランスと会社員最大の違いが、普段の生活の中で節税を行うことができるという点にあります。
仕事と生活が一体だからこそ
自宅で仕事をしている場合には自宅の家賃や自宅の水道光熱費、電話代などの通信費、ガソリン代などの交通費といった、事業と関係のあるありとあらゆる費用を経費に計上することが可能です。会社員の場合は、額面の給料の中から税金が控除された額が手取りの収入となりますので、生活費などは税金が控除された手取りの収入の中から使用します。
フリーランスの場合には売上から、家賃、水道光熱費、通信費、交通費などを差し引いた額が所得となるため、生活費を経費として計上でき、課税される所得を低くすることができるのです。
会社員時代の年収が500万円の場合、所得税はこの500万円に対して課税されますが、フリーランスの場合には売上が500万円で家賃等の経費が200万円であったとすると差し引きの300万円に対して課税されるため、必然的に会社員よりも支払う税金は少なくなるということになります。
知っておきたい小規模企業共済
フリーランスが老後の年金や退職金として積み立てることができる小規模企業共済は、掛金を全額所得控除することができます。
所得税の計算の際、売上から様々な経費を差し引いた所得の金額から小規模企業共済の掛け金を控除することで、さらに節税を行うことができ、利益が出すぎて困っているフリーランスが税金対策として小規模企業共済を利用することがよくあります。
軸となる仕事を1つ増やしていく
最初のうちは仕事が忙しい時や暇な時などの仕事の波があるのがフリーランスです。そのため、本業の他にももう1つ程度収入を得られるようにしておいた方がよいでしょう。
クラウドソーンシングサイトを活用してみよう
クラウドソーシングサイトにはライターや、プログラミング、デザイナーなどの様々な仕事の募集があり、自分の得意とする分野の仕事に応募することで、仕事を受注することができれば、自宅に居ながら仕事を行うことができます。
本業を妨げない程度に仕事の受注する仕事の量を調整できるのも、クラウドソーシングサイトのメリットです。仕事の波があり、時間の自由が利くフリーランスだからこそできる副業をクラウドソーシングサイトで見つけてみましょう。
最後に
フリーランスの方は自分で管理しなければいけないことが多いため、損をするのも得をするのも自分次第と言えます。そのため、知っていることと知らないことで収入にも大きな差が出てしまうため。自分から知識を身につけるように心がけておくと良いでしょう。