フリーランス活用のクラウドソーシング!メリットとデメリットまとめ
フリーランスにとって、「仕事がある」ということは非常に幸せなことです。仕事の案件数は生活に直結しますので、飛び込みで営業活動を行う人もいるでしょう。
しかし、エンジニアやデザイナーにとって、それはあまり効率的なものではありません。そこで、ほとんどの人はクラウドソーシングサービスを利用しているのですが、メリットもあればデメリットもあります。
今回は、そのクラウドソーシングサービスの二大巨頭である「クラウドワークス」と「ランサーズ」のを比べながら、そのメリットやデメリットについてまとめてみました。
クラウドソーシングのメリット
クラウドソーシングのメリットには、次の4点が挙げられると思います。
- 多種多様な案件数
- 仮払いシステム
- レビューシステム
- 管理画面上での折衝
多種多様な案件数
クラウドソーシングには、多彩な案件数が用意されているため、フリーランスにとっては選り取り見取りです。本職とするプログラミングやデザインの他に、空き時間でライティングやアンケート回答で稼ぐことも可能です。
同じような案件でも、発注者によって予算や納期もまちまちですので、自身に見合った案件を選びやすいのもフリーランスにとって良いでしょう。
安心の仮払いシステム
クラウドワークスでは仮払い、ランサーズでは仮押さえと呼んでいます。このシステムは、案件の契約が決まると第三者のクラウドソーシングサービスが、発注者から契約金として一時的に預かる仕組みになっています。
受託した案件は、発注者に納品・検収が完了した時点で、払い込みが確定します。このシステムによって、受託から入金前での取りっぱぐれが発生しませんので安心できます。
レビューシステム
受注者、発注者ともに、過去の案件実績によるレビュー・評価システムも実装されています。そのため、発注者を選ぶ1つの基準として、安心して利用することが可能です。
また、技術的に自身がなくとも、返信スピードや丁寧な対応を心掛けることで、受注につながる高評価を受け取りやすくもなります。案件数が増えれば、技術レベル向上にも繋がる好循環を築けますので、自身の技術レベルに悲観することなく、積極的に活用していきましょう。
管理画面上での折衝
仕事の報酬や納期などの条件面の交渉もサイト上で簡単にできるため、面倒なやり取りはありません。一覧から仕事を探して、気に行った仕事へ応募を行い、条件面の交渉を行い、お互いが納得できたら契約するという流れになります。
また、メッセージだけでなく、データのやり取りもクラウドワークス上で行うことができるため、仕事の交渉と契約から納品までをクラウドワークス上で完結させることが可能です。
クラウドソーシングサービスという第三者の仲介があることで、折衝も中立公平に進めることができますので安心できます。
クラウドソーシングのデメリット
一方で、デメリットとしては下記の2点が挙げられます。
- 案件単価の低下を促進する
- 手数料が高い
案件単価の低下を促進する
企業対企業、もしくは企業対個人のやりとりはクローズドな空間で行われてきましたが、クラウドソーシングはそれらをオープンにしてしまいました。そのため、案件単価の値下げ合戦が行われやすい状況になり、案件単価の低下を促しているといっても過言ではありません。
その値下げ合戦に乗るか降りるかは個人の判断にはなりますが、むやみに乗っかってしまうと疲弊してしまいます。単価以上のメリット与えられるような技術向上と対応内容で、上客を掴んでいくしかないのです。
手数料が高い
クラウドソーシングサービスは仲介業ですから、システム利用料という名の仲介手数料が発生します。
クラウドソーシングの手数料計算
クラウドワークスもランサーズも、同様の手数料を敷いています。
- 20万円を超える部分:5%
- 10〜20万円の部分:10%、
- 10万円以下の部分:20%
例えば、30万円のサイト制作を受託した場合は、下記のシステム利用料がかかることになります。なお、タスク形式の手数料が無料というのはクラウドワークスの大きな特徴です。
10万円 × 20% + 10万円 × 10% + 10万円 × 5% = 21,500円
ビジネスマッチングサイトのススメ
クラウドソーシングのメリットとデメリットについて述べてきましたが、フリーランスサイドであればより高単価な案件を、クライアントサイドであればより高い技術力を求めているのも現場です。
そこで、活躍している多くのフリーランスが利用しているのがビジネスマッチングサイトです。このtech engineer’s jobも、その内の1つです。
ビジネスマッチングサイトは、仲介するという点においてはクラウドソーシングと同様です。しかし、クラウドソーシングと決定的に異なるのは、案件がクローズドであるということです。
コーディネーターと呼ばれる専門のコンサルタントが、クライアントとフリーランスをマッチングさせてくれます。そこでは必要最低限の折衝で話を進められる上に、好条件の案件が多数取り揃えられています。
クラウドソーシングで細かい案件をこなしながら、ビジネスマッチングサイトで太い仕事を見つけるのがいいでしょう。
フリーランスが仕事を受ける際の注意点
ほとんどのフリーランスの人が当たり前にこなしていることだと思いますが、ここでは案件を受託する上で大事な注意点を3つ紹介します。
報酬のトラブルには要注意
フリーランスの人が直接契約を行い、報酬が支払われないというトラブルは決して少なくありません。そのため、むやみに急いて案件を受けるのではなく、根気強くクライアントと条件面を詰めてから契約に移る方がいいでしょう。
最初は信頼関係の醸成が重要
これからフリーランスを始める人なら、最初は報酬の低い仕事も受けてもいいと考えている人もいるでしょう。確かに、1つの戦略としては有効かもしれませんが、あまりおすすめはしません。
フリーランスとしてやっていくならば、むやみな値引きはせずに、その分成果として返すような努力に、ベクトルを向けた方がいいでしょう。
納期は必ず守りましょう
納期は必ず守るようにして下さい。どうしても納期が間に合わない場合にはできるだけ早く連絡をとり、クライアントに迷惑が掛からないようにしましょう。