• フリーランスSEになりたい人の基礎教本!年収相場から仕事の始め方など徹底解説!
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フリーランスSEになりたい人の基礎教本!年収相場から仕事の始め方など徹底解説!

SEとして日々業務している方も、もっといろんな案件をこなしたい、理想のワークライフバランスを目指してなどの理由で、フリーランスになりたいとお考えの方もいるのではないでしょうか。しかし、いきなりフリーランスになるのも不安がありますよね。

ここでは、これからフリーランスSEになろうと思っている方の手助けとなるように年収や仕事内容についてまとめました。

フリーランスSEになる人の特徴

まずはフリーランスSEになっている人の傾向や特徴について紹介いたします。

フリーランスに転向する年齢

フリーランスSEとして活動し始めるのは、20代後半〜30代後半が多いようです。もちろん個人差はありますが、会社である程度の経験も積んでいるためスキルも有しており、仮に失敗したとしても修正が効く年齢ですし、伸びしろもありますのでチャレンジする人が多いようです。

あまり年齢を重ねてしまうと、チャレンジに対しての恐怖心が芽生えたり、クライアント企業の担当者が自身より年下ばかりになり、仕事がやりにくくなってしまうことがあります。

転向前の社会人歴

社会人歴は個人差がありますが、少なくとも5年以上は会社で経験を積んでいる人が主です。会社でSEの仕事に取り組み、ある程度の実績やスキルを身に付けないと、フリーランスになった際に仕事受けずらいたためです。

フリーランスになった瞬間から自身のスキルだけが便りですので、会社では5年以上、最低でも3年以上の経験は積んだ方が良いと言えるでしょう。

どのくらいの案件を行う?

結果的に1社とのやり取りに落ち着く場合もありますが、2〜3社など複数の会社から仕事を得ている人が少なくありません。1社だけとのやり取りになってしまうと、仕事が途絶えた際に収入が0になってしまいます。複数の会社から定期的に案件を貰うことで、収入の安定化が図れます。

フリーランスSEのメリット

フリーランスSEになることで、会社員時代には得れなかった収入や時間を確保することが可能です。フリーランスになることの大きなメリットをそれぞれ確認していきましょう。

年収が会社員時代よりも上がる

フリーランスSEになることで、会社員時代よりも年収が上がる場合があります。フリーランスになっても順調に案件を受注できれば、会社員時代より案件単価が下ったとしても、クライアントの支払う金額のすべてを収入として受けとれるため、結果的に上がる可能性があります。

そのため、会社員時代と同程度の質と量の仕事に取り組める場合は、フリーランスになってからの方が年収が高くなることが多いです。

人間関係や時間拘束のストレスから解放

会社員時代は、仕事を高いクオリティで納期通りに仕上げるだけでなく、上司や同僚など多くの人間関係にも時間と労力が必要です。職場によっては、上司に歩み寄らないと対応が変わったり、出世に影響したり、理不尽な要求を受けることもあります。必要な人間関係もありますが、そうでない人付き合いやストレスのかかる人間関係はご自身の大きな負担となってしまうかもしれません。

フリーランスになると、クライアントとのやり取りはありますが、基本は自分自身が主体となって仕事に取り組みますので、上司に歩み寄る必要もなく無駄な人付き合いもありません。その分、会社員時代に感じていたストレスからも解放され、仕事やプライベートを充実させる時間に充てれます。

自分の実力を試せる

会社員時代は、良くも悪くも自身の実力の影響は小さかったりします。また、自身がどれだけ高い技術で作っていても、周囲の社員がミスをしてしまったら、連帯責任で評価が下ったりします。クライアントからの信頼も失うこともあります。

フリーランスになると、プロジェクトメンバーとして複数人と一緒に仕事を進める場合もありますが、責任を持って1人で仕事をしる場面も増えます。周囲の人のミスの責任を一緒に取る必要もなく、自分自身のスキルだけで仕事に臨めます。自分自身の実力を試せ、その実力に対してのリターンが見込めますので、やりがいを持って取り組めます。

フリーランスSEのデメリット

フリーランスSEになることはメリットばかりではありません。すべてが保証されていた会社員時代とは違い、すべてが自分に跳ね返ってきます。フリーランスのデメリットは下記のとおりです。

収入が不安定になることも

フリーランスになることで、会社員時代よりも年収が上がる場合もありますが、収入が下ったり、不安定になることもあります。極端な話、会社員の時は仕事がなかったとしても毎月給料が貰えます。フリーランスになるとやった分に対してのみしか報酬を得られないので、仕事がない場合は収入がありません。案件によっても高い報酬を得れるものもあれば、そうでないものもあります。

そのため、毎月一定額の収入ではなくバラツキが生じます。会社員時代にはあった、通勤代や家賃補助、家族手当などもありません。閑散期など、時期によって収入の凸凹が発生します。

仕事内容が偏る可能性

会社員時代には、仕事を選ぶことはほとんどできず、上から下りてきた仕事や企業として取り組む案件の仕事をしなければなりません。フリーランスの場合、よほど収入に困っていない限りは仕事を選ぶことが可能です。そのため、どうしても得意なジャンルの仕事に偏たってしまいがちです。

仕事内容が偏たってしまうと、視野を狭めてしまいスキルアップに繋がらないことも少なくありません。収入源も得意なジャンルに限定されてしまいますので、特定ジャンルの仕事案件が受注できなくなった場合に、収入源がなくなってしまいます。

すべて自己責任になり自己管理も難しくなる

フリーランスになると、すべて自己責任の元に仕事をしていかなければなりません。会社員時代は、何かミスをしたり、体調を崩して仕事ができない場合も、周囲のメンバーがカバーしたり、上司が守ってくれたりなど組織で対応をしてくれます。

しかし、フリーランスになると、すべて自己責任に仕事も行動も行っていかなければいけません。ミスをしても、体調を崩したとしてもカバーしてくれる人はいませんので、どんな状況でも仕事を完遂しないければいけません。自己責任の覚悟と自己管理の徹底をしたうえで、仕事に取り組まないと、自分自身で不安定な状況を作ってしまうことになります。

会社員時代は、会社という後ろ盾がありましたが、フリーランスは後ろ盾もありませんので、クライアントから信頼を得るために、厳しい納期案件も取り組まなければなりません。

フリーランスSEの平均年収や案件単価

フリーランスSEの平均年収や月収はいくらぐらいなのでしょうか。会社員からフリーランスになる方が、1番気になる部分ですよね。案件単価とともにご覧ください。

平均年収・平均月収

厚生労働省の「平成27年賃金構造基本統計調査発表」によるとで、会社員SEの平均月収は、約40万円、ボーナスを含めた平均年収は約592万円となっています。さらに企業規模が大きくなると年収も増える傾向が見て取れ、従業員が1,000人を超える企業と1,000人以下の企業では大きな差があるようです。

一方でフリーランスSEの場合はというと、これは仕事の案件をもらえるかどうかや働き方、労働時間を選べるからこその違いが出てきます。会社員時代と同じように働いている場合で、月収40~60万円の幅で収まることが多いようです。

しかし、エンドクライアントから直請けできたり、得意な分野での受注などで単価を上げ、月収100万越えといった働き方も可能です。また労働時間をしっかり確保して、複数案件をこなすことで月収アップも可能です。

仕事の単価

単価とは、クライアント企業がフリーランスに対して1ヶ月の報酬として支払う金額です。フリーランスSE向けの案件紹介サイトやクラウドソーシングサイトを見てみると、案件単価は30〜50万円が多く、サイトによっては60〜100万円程の単価の案件も掲載されています。

単価が高い分、難易度が高いため相応のスキルが求められます。フリーランスは、収入が不安定でボーナスも無いため、自身のスキルを伸ばしてでも少しでも高い単価案件に取り組みたいところです。

フリーランスSEとして仕事・案件を獲得する方法

会社員ではありませんので、フリーランスになると自分で仕事を見つけなければいけません。仕事の見つけ方は複数あり、それぞれに特徴が異なります。

エージェントを活用する

フリーランスSEに仕事を紹介してくれるエージェント会社を利用するのも、案件を獲得する1つの方法です。プロのエージェントが本人の代わりに営業をして希望に近い案件を紹介してくれます。エージェントを利用することで、自分自身で営業する時間と労力を省けます。

ただし、案件報酬の1〜3割程度の手数料をエージェントに支払う必要があります。多くのエージェント会社があり、案件数や手数料、福利厚生サービスなどが異なります。

クラウドソーシング

クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングを利用することも案件を獲得する方法の1つです。ネット上で希望する案件を見つけ申込みをし、テスト案件に取り組みスキルを認めてもらえれば、本案件に進めます。

継続受注を貰える場合も多く、膨大な案件の量が掲載されています。エージェント同様、クラウドソーシングサイト運営会社に手数料を支払わなければなりません。手数料は報酬額やサービスによって異なり、0〜20%となります。報酬は企業から直接受け取るのではなく、企業→クラウドソーシング会社→本人という流れになり、月ごとや半月ごとに振り込まれます。

前職や新しい人脈

会社員時代の人脈を使って、仕事を紹介してもらえそうであれば活用しましょう。会社員時代の信頼があるからこそ成り立つものですので、紹介案件がある場合は積極的に取り組みましょう。直接的にクライアントとやり取りをするので手数料などを支払う必要がありませんが、案件詳細や契約書関連など、すべてのことを自身でやらなければいけません。

新規開拓営業

自身でクライアントとなり得そうな企業に営業をします。エージェントやクラウドソーシングを利用するのと違い手数料が引かれませんので、同じ案件でも収入が高くなるのがメリットです。しかし、仕事を獲得するまでに相当な時間や労力がかかる可能性があります。

フリーランスSEとして働くための準備

会社員を辞めてフリーランスとして働く場合、前もって準備しておいた方が良いことがたくさんあります。フリーランスになった後、すぐに仕事に集中できるように、予め準備対応をしておきましょう。

開業手続き、申告関連書類

フリーランスになる場合は、役所にさまざまな書類の届出が必要です。開業届もその1つで、個人事業主として活動していくために管轄税務署に提出しなければなりません。絶対に提出しないといけない書類ではありませんが、開業届を提出することで、青色申告ができたり、小規模企業共済などにも加入でき、フリーランスとして多くのメリットを得れます。開業届は事業開始から1ヶ月以内が提出期限です。

また、会社員時代に当たり前のように加入している健康保険や雇用保険、厚生年金などもフリーランスになると変わります。年金は国民年金になるため居住している市区町村役場で手続きが必要です。保険も、国民健康保険か、任意継続を選択して加入します。確定申告の際に青色申告を希望する場合は、開業2ヶ月以内に青色申告承認申請書の届出もいります。提出していない場合は、青色申告を希望してもできませんので、65万控除が受けれません。

仕事先の確保

フリーランスになってから0から仕事を探し始めるようでは、収入が入ってくるまでに相当な時間がかかります。会社員時代の人脈を使ったり、エージェントやクラウドソーシングも利用して、フリーランスとして活動する前から、ある程度の仕事先の確保は行っておきましょう。

案件に取り組んで収入が入ってくるまでに2〜3ヶ月かかることもあります。早めに動いておくことで、収入が途切れず無収入時期の不安感もなくなります。

税金の勉強

フリーランスになると、年末調整などもありませんので自分で申告をして納税しなければなりません。フリーランス初年度は、会社員時代の年収をベースとした住民税の支払いも発生しますので、前年の年収が高い場合は相応の納税額になるので注意が必要です。

フリーランスになると、会社員時代には給料から差し引かれていた所得税も基本的には自身で納税します。その他にも業種にもよりますが、所得が290万円を超えると事業税がかかり、1000万円を超えると消費税も納めなければなりません。

各税金の税率はどれくらいかかるのか、控除はどれくらいあるのかなど、支出に関わることですので、税金の勉強はフリーランスになる前から始めておきましょう。保険や年金も会社員時代と変わり、場合によっては毎月の支出が会社員時代よりも高くなります。

事務所や名刺などの準備

事務所や名刺、印鑑などの準備は思った以上に時間がかかる場合があります。特に自宅兼事務所の場合は良いですが、別に事務所を構える場合は、早めに動いておく必要があります。

仕事専用のクレジットカードや銀行口座開設も行いましょう。クレジットカードや口座を家庭用と一緒にしてしまうと、確定申告の際大変です。ローンを組んで購入するものなどがあれば、尚更開業前の会社員時代に購入をしておきましょう。フリーランスになるとローン審査が厳しくなります。特に1年目はフリーランスとしての所得実績もありませんので、ローンが極めて難しいです。

開業に関する名刺や印鑑などの備品購入代は、開業費として経費になりますので、領収書を大切に保管しておきましょう。

さいごに

フリーランスになる前は不安と期待で胸いっぱいのことでしょう。不安を解消するためにも、期待を現実にするためにも事前準備が重要です。特に会社員時代は誰かがやってくれていたことを自分でやらなくてはなりません。正しい知識と準備で充実したフリーランス生活を送れるようにしましょう。